ひとごみ

新着日記一覧を見ていると、秒刻みに日記が追加されていく。
さながら人でごった返した街を歩いているようだ。
しかし、現実の雑踏と違ってブログではその一人ひとりの思いを読むことが出来る。
辛いことや悲しいことを吐露していたり、とにかく読んだ人を笑わせてやろうとしていたり、ヘイトな感情を当て所もなくぶつけていたり…。
やさぐれているときに人波を歩くと「みんな何も考えていないくせに」なんて青臭いことを考えてしまうのだけど、
実際は街ですれ違う幾千の人たちもさまざまな思いを抱えて生きている。
眩暈がするほどの数の感情が渦巻いていて、私もその中の一人に過ぎない。
そんな当たり前のことを私は見失いがちです。