欲求不満で何が悪い?

『The Unquestionable Truth〔Pt.1〕』 昨日「ロックよりもヒップホップに刺激を受けることが多くなった」と書きましたが、ロックに刺激を感じなくなったわけではありません。いい作品に出会うと「やっぱりロックだよ!ロォーック!!」とか上がります。最近ではlimp bizkit(リンプ・ビズキット)のアルバム『The Unquestionable Truth〔Pt.1〕』がゾワッ!ときました。「発売告知無し、プロモーション無し、シングルカット無し」のガチンコ勝負。ウェス・ボーランドが待望の復帰を遂げた本作は、気迫がほとばしっている。北野武は「スクリーンを通して内面の感情が伝わるなんて考えは、役者の思い上がりだ」なんて言っていた。確かにスピーカーを通して感じる感情の高ぶりは、錯覚なのかもしれない。だけれども、「信じれば其処に在る」と思いたい。そういう青臭さがロックの真髄ではないか。音に感応して感情がはじける。「もっと!もっと!!」嗚呼、ロック・・・。
http://www.limpbizkit.com/

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